蝋板に鉄筆で

自由帳

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あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」という作品がある。本作は私が今まで観たアニメの中で最も悪い印象を残した作品である。今回は如何なる点が私に悪印象を残すのに寄与したか検討する。

本作の悪い点は、挙げようとすれば枚挙に遑がない。主人公「じんたん」の幼馴染のあだ名が「あなる」である点とか、「ゆきあつ」が「めんま」に扮して山を駆け巡るシーンとか、「あなる」が援助交際の疑いを掛けられて吊るし上げられるシーンとか、不快感を催させる以外に何の意味があるのか全く分からない、分かろうという気にもならない設定及びシーンがてんこ盛りなのだが、これらはいずれも視聴者アンフレンドリーな本作の性質を表すものではあれど、本質的な問題ではないと私は考える。私の中で本作の筋書きが腑に落ちないのは次の二点である。すなわち、

1.「めんま」の出現理由が「じんたん」の母親の遺した言葉に紐付けられている

2.各々の登場人物が抱える問題を叫ぶだけに留まり、何ら問題解決への道筋が示されていない

この二点は、私がアニメの筋書きに何を求めるかという点に関わると思われるので、更に検討する必要がある。その詳細は未だ煮詰まっていないから、明日以降に述べることとする。