蝋板に鉄筆で

自由帳

けいおん!-2

以前けいおん!1期は完全な作品であるという主張をしたが、それは誤りではないけれどもここで言葉を尽くして明らかにしたい事柄ではないと気がついた。むしろ、けいおん!は1期2期を通じて常に最善の作品であるということを申し上げたいのである。

 

けいおん!が最善の作品であるとはどういうことか。それは、けいおん!の登場人物、彼女達の人間関係、軽音部の活動内容の全てが善良であり、従って希望に満ち溢れているということである。

およそ人間というものは単体でも悪であり、三人集まれば最悪、五人集まれば完全に破滅だというのが通説的見解と思われるが、けいおん!シリーズで描かれる人間及びその活動はいかなる意味においても善である。あまりにも善でありすぎるから、到底私達の人間生活では有り得ない事象が描かれているように思われる。けいおん!における善は極めて特殊な複数の条件が揃ったうえで奇跡的に生じ得たものである。

そうであるとするならば、如何なる条件が善を可能ならしめているのか追求すべきことは当然である。けいおん!第一の魅力である。